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さかい利晶の杜:千利休茶の湯館


さかい利晶の杜に行かれたことありますか?

私はOmoroiさかいの活動で何度か行ったことがあります。
でも・・・
恥ずかしながらお茶には全く興味が無く、利休にも何の興味もありません。

ですから、さかい利晶の杜に行っても展示コーナー1階と2階合わせても10分以上滞在したことがありませんでした。

そんな私が利休茶の湯館の資料解説を一新したと言われて、理解できるのか?
と不安満載でさかい利晶の杜にむかいました。

まず今回の取材目的は何なのかと言いますと・・・

さかい利晶の杜の展示リニューアル!
とは言っても・・・展示されている陶器のキャプションボードが変わった。と言うスゴク地味なリニューアルです。

その陶器と言いますのは、「黄金の日々」~大坂夏の陣で焼かれた地層から出土した陶器類で以前から展示はしていたのですが、出土品だけにその陶器がどんなものなのか?の情報が無く夏の陣で焼かれた地層から出土した陶器として展示していました。

しかし、来場者から、「これは何をするもの?」「これはいつの時代の物?」「この茶碗の価値は?」など様々の質問を受けたそうです。

そこで今回しっかり調べよう!という事になり、がんばられたのがさかい利晶の杜の学芸員三好帆南さん。

三好さんは元々美術専門の学芸員で、考古学については専門外でした。
そこで、一点、一点考古学専門の学芸員に聞きながら苦労を重ねて調査したそうです。

伝来や経歴のわかる美術品と異なり、出土品はそれが全くないのでその物だけが頼りです。

資料を調べるにつれ当時の文化や、生活にまで入って理解を深めていったそうです。

例えば・・・

今までは、名称と出土地を表示していただけのキャプションでしたが、三好さんがそれぞれを調べあげて、詳しい解説キャプションをつけました。

堺の旧市街地を掘ると代表的な2つの焼け焦げた地層が有るそうです。

一つ目は「黄金の日々」の繁栄した堺の町を焼き尽くした大坂夏の陣の層、そして第二次世界大戦末期の堺大空襲の層。
繁栄と悲劇を味わった堺の歴史が、私たちの生活する足の下に今でも封じ込まれているんですね。

参考ページ

そして、利休茶の湯館で目を引く展示物の一つに2つ並んだお茶室の模型があります。

左が利休初期の茶室で時を重ねて右の様に変化していったそうです。

今日、三好さんの説明を聞いて、利休が起こした茶の湯の文化はいろんな分野に影響を及ぼし、今の私たちの生活に根付いていることに気づきました。

中でも千家十職と言われる三千家に出入りする職家が現代までその技を受け継いでいるそうです。


千家十職

茶碗師−樂吉左衛門
釜師−大西清右衛門
塗師−中村宗哲 棗の塗り
指物師−駒沢利斎
金物師−中川浄益
袋師−土田友湖
表具師−奥村吉兵衛
一閑張細工師−飛来一閑
竹細工・柄杓師−黒田正玄 茶杓の作
土風炉・焼物師−西村(永樂)善五郎


8月より、釜師(かまし)大西清右衛門氏作の「尻張釜(しりはりかま)」が展示されています。

藤岡

さかい利晶の杜

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