毛穴町の屋根廻りの彫り物は見上げる位置にあるので全て神話伝説が題材です。
中でも最も高い位置にある彫り物は「国産み伝説」です。
【国産み伝説】
古事記によれば、大八島(日本)は次のように生まれたと書かれています。
伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、別天津神(ことあまつがみ)たちから、天沼矛(あめのぬぼこ)を二神に与えられ、漂っていた大地を完成させるよう命じられました。
伊邪那岐・伊邪那美は天浮橋(あめのうきはし)に立ち、天沼矛で渾沌とした大地をかき混ぜます。
このとき、矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となりました。
淤能碁呂島…今の淡路島です。
毛穴町の懸魚は伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)2柱の神様が雲の上で矛を持ってかき回している場面です。
そして下からよく見てください!
天沼矛が懸魚の雲を突き抜けて彫られてます よく見ると矛の先に雫が・・・