
今年4月堺市美原区に堺市防災総合センターがOPENしました。

何年か後に必ず起こるであろう・・・南海トラフ巨大地震や、発生リスクの高い上町断層帯地震などの大災害に備えて災害に強いまちづくりの核となる施設です。
早速omoroiさかいのメンバーとリーモ君が体験&勉強に行ってきました。
堺市総合防災センターの梅崎副所長が案内してくださいました。
堺市防災センターには大きな3つの役割があります。
訓練
センターには屋外、屋内、水難など様々な場面を想定した大規模な訓練設備があります。
ここで消防、救助隊員の皆さんが日々訓練をされています。
Q.あんな高いところ上るんですか??
A.腕力だけで上ります!
ってやっぱり消防隊員さんってスゴイですね!

学び&体験
私たちが災害について体験しながら学べる設備、資料がものすごく充実しています。
また、それぞれの体験コーナーに動画説明が用意されているのでバッチリ勉強できます。
そして、実際に体験できます。
他では体験できないような大掛かりな設備で実際の地震や火災での避難を体験できます。
地震 火災避難 消火

救命
AEDの使い方と心臓マッサージ(胸骨圧迫)の方法も教えてくださいました。
実際にやっておくと、いざという時に安心ですね。
参加者には「ナゾトキ防災学習ラリー」というのが配られ防災に対する知識が試されます。
その紙が、またオモシロいのでお楽しみに!
堺市総合防災センターが、私たち市民に伝えたいメッセージ
あなたとあなたの大切な人を守るために
という言葉の意味がしっかり理解できます。
なので
堺市に住んでる人はぜひ一度行ってみることをおすすめします!
大規模災害時の拠点
もし大災害が起こった場合は堺市総合防災センターはあらゆる災害対応の拠点施設となります。
堺市総合防災センターは
- 南海トラフ巨大地震や上町断層帯地震に対するリスクが比較的低く、津波による被害リスクがない
- 消防本部庁舎から離れており、被災リスクを分散できる
- 阪和自動車道、南阪奈道路、大阪中央環状線を軸に複数の幹線道路が市内外を結んでおり、緊急輸送路が確保されている
というような理由で美原区に作ったそうです。
そういうことを聞いて堺市総合防災センターを見てみると
- 支援物資の配送拠点としての倉庫
- 集積できる巨大なスペース
があります。
そういえば堺市消防局の本庁舎は海の近くにあるので、もし津波で機能しなくなった場合に美原区に本部機能を移せるのは安心ですね。
堺市総合防災センターで学んだこと
防災訓練でよく耳にする
「自助」「共助」「公助」
ですが、私たち市民に関係する「自助」と「共助」が最も大切だということです。
実際に阪神・淡路大震災で生き埋めや閉じ込められた人を救助したのは、
自分で脱出…34.9%
家族…31.9%
友人、隣人…28.1%
通行人…2.6%
救助隊…1.7%
その他…0.9%
「自助」と「共助」で97.5%という数値からも
災害時には「あなたとあなたの大切な人を守る」こと!
そのために物資と知識の備えをすることがすごく大切なんですね。