松良 右 笠置 元弘の乱:本性房足助重範勇戦
鎌倉幕府を倒そうとする後醍醐天皇と北条幕府軍は元弘元年九月笠置山を舞台に合戦(元弘の乱)がくりひろげられた。
北条幕府軍は七万五千余騎の大軍によって笠置山を四方から包囲して攻撃する作戦をとるがその笠置山は全山が巨岩、怪石で覆われた天然の「要塞」であり攻撃が安易ではない。
静まりかえる城に向かって信仰した幕府軍は笠置山一の木戸仁王門の前まで押し寄せ城を見上げると天皇方の三千余人の鎧武者がぎっしりと待ち構え、その中から三河国の住人足助次郎重範と名乗る武士が登場し強弓で敵将を射殺する。
これを戦のはじめとして激しい戦闘が始まるが夕刻になった頃、今度は般若寺の本性房という大力の律僧が巨岩を投げつける。
そのため、幕府軍は甚大な被害を受ける。
しかし、風雨烈して吹く暗闇の中、幕府軍五十余人の決死隊が笠置山の北側の石壁をのぼり城内に火を放ち、混乱の中ついに笠置の城は落城した。』
松良 左 笠置 元弘の乱:後醍醐帝笠置落
太平記の笠置山の話しは後醍醐天皇さんが逃げる場面が多く般若寺の僧 怪力無双本性房が幕府軍めがけ巨岩を投げつけて、弓の名手 足助次郎重範は遠矢で撃ち取る場面をどうしても松良に入れて欲しくて、親方に相談すると・・・「よっしゃ!」
ほな現地笠置山行ってくるわ~と偵察に行ってこの松良の下絵を書いてくれました。
その行動力にビックリ!ムキムキの本性房さん見て下さい。