大阪府立大学・生命環境科学域 付属教育研究フィールドってなんかややこしい名前ですが、元農学部です。
教育研究フィールドってカッコいい名前なのでちょっと緊張していたんですが、事務所に入って西田技師長と名刺交換した途端にその緊張がほぐれました。
なんかいい感じなんです。
大学という空気ではなく、農家の作業場なんです。
みんなで収穫した野菜や果物の袋詰め作業をされていました。
袋詰めしていたエンドウ豆に注目!デカい。
普通店で売ってるのより一回り大きいのです。
「このエンドウ豆大きいですね。」
「種類が違うんです。」
「普通スーパーなので売られているエンドウ豆は「ウスイエンドウ」という浪花伝統野菜で、これは「南海緑」という品種なんです。
これで”エンドウごはん”を炊くと美味しいですよ。」
「エンドウごはん」大好き!とさっそくお持ち帰り。
みなさん知ってました?
「エンドウごはん」って関西独特の食べ物なんですって。
その理由は
関西のえんどう豆は・・・ウスイエンドウ
関東のえんどう豆は・・・グリンピース
たしかに、グリンピースで豆ごはん炊いた美味しくないでしょうね・・・
あ~関東の人に「エンドウごはん」を食べさせてあげたい。
ホンマに美味いんですよ。
そして目の前にある「南海緑」はもっと「エンドウごはん」に適した豆だというので
たのしみ!たのしみ!ワクワクです。
そして家に帰ってさっそくの「エンドウごはん」家族全員で感動!
メッチャ美味い!豆が柔らかくって彩もキレイ。また食べたいです。絶対にまた買いにいこう!
と、話を元に戻す前に・・・
ここ教育研究フィールドでは、この「南海緑」のように一般に流通していない珍しい品種の野菜や果物を、どのように育てたら良いか?
農薬や手間を少なく、より良い収穫を得るには・・・
など、農産物を中心にあらゆる方向から研究しているところなんです。
いろんなモノを作りまくる
西田技師長はスタッフに「種が有れば蒔け、枝が有れば挿せ」と言ってるそうです。
とにかくやってみよう!精神でいろんなモノを作ってノウハウを蓄積しているそうです。
例えばジャガイモ
小さなスペースにいろんな種類のジャガイモが植えられています。
たしかに!いろんな色の花が咲いてます。
チャレンジして蓄積
西田技師長は「自由にやってます。」と言ってましたが・・・
いろんな障壁を乗り越えての「自由」という深いお言葉なのでは???と勝手な想像をしながら・・・
カッコいい!人だと思いました。
農場に入ると、ここが府大の中?どこかの農村に来たような感じです。
しかし、一つ一つ説明を受けるとオモシロいモノがいっぱい。
ただの農場ではありません。
まずいろんな種類のマンゴー
ホワイトアスパラに、UFOズッキーニ、パパイヤ、赤や白のイチゴ、バナナ、ブドウ、レモン、ミカン柑橘類各種、ビワ、塩辛い野菜アイスプラント
そしてコーヒー
え~!大阪でコーヒーができるんですか?
ほら生ってるやろ。
ホンマや・・・
水田もあって、「にこまる」と「あきたこまち」を作ってるそうです。
それと、いろんな色や形のトマトが・・・
実は、最近ではいろんなところで目にするカラートマトですが、関西で最初に作ったのは、ここ大阪府立大学なんですよ。
そして、そして、西田技師長の趣味なのか?研究なのか?食虫植物もたくさん。
ここ、教育研究フィールドはいろんな植物の生産ノウハウを研究蓄積しています。
そのノウハウを使えるのは農家さん、そしてレストランやケーキ屋さんなどの食品産業、他にもいろんな分野に活用できそうです。
私は、西田技師長とお話ししていて思わず「宝の山ですやん」と言ってしまいました。
まず農家さんにとっては 、いろんな情報が山のように積み上げられています。
堺市内の農家のみなさんが、うまくコラボして、堺市の農業がもっともっと発展すればいいなあと思います。
収穫野菜の販売
収穫した野菜は教育研究フィールド事務所(C-19棟)前の販売所で毎週 月水金曜日に販売しています。
販売時間:12時15分~13時
大人気のため朝8時30分から整理券を配布
販売開始と共に熾烈な争奪戦が繰り広げられるそうです。
最後にリーモ君と記念写真
■大阪府立大学生命環境学域付属教育研究フィールドホームページ
大阪府立大学
堺市中区学園町1番1号
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藤岡