過去の展示
7月15日(金)~7月27日(水)
大阪彫刻家会議
2016夏・彫刻展
竹下綾乃 個展
すっごく楽しい立体造形
竹下綾乃さんの個展を開催中です。
ギャラリーいろはにの防空壕の中にも作品が展示されていますよ~
2016年5月13日~25日
2月12日~28日
アートムーブ入賞作家展
アートムーブコンクールはアーティストが企画し、ジャンルを問わず、型にとらわれず楽しん描いている方、絵を描くことをもっと楽しみたい方という方を応援するコンクールです。
今回の展示は2015年度のアートムーブコンクールの入賞作品を集めた展示です。
1月22日~2月3日まで
木曜休廊
出展作家 日本画―ジョゼ 開藤菜々子 木下智絵 紅陽 美帆 森田有美
洋画―桒野雄 坂ノ咲由平 加嶌睛 立田真 福井満 霜原みさご 光野円香
版画―川岸美里 デザイン(立体)小川瑞貴
会場いっぱいに20代前半の人たちの作品が展示されています。
大阪芸大を卒業して2年目位の15名が、平面作品を38点、立体作品を1点発表しています。
現代を感じさせる瑞々しい作品群の中に異質の光を放つ作品があります。
定年退職後、大阪芸大に入学し卒業を果たした福井氏の、クロアチア風景を描いた油彩作品「過日―Ⅰ」です。
ここ10数年、折に触れ氏の作品を見る機会がありました。
東北の震災の前と後では、作品に大きな変化が見られました。
天災や戦争によって翻弄され、傷ついた街々を描いた最近の作品に、平和への祈りと自然への畏怖が強く感じられます。長い間、超現実的風景を描いてきた氏は、現実とは思えない現実に直面して、新たな方向を見出したのかもしれません。
ある画家と、桒野(くわの)さんの絵の前で話をしました。桒野さんは、ひとりの男の頭を乗っ取って、笑みを浮かべるおんぶおばけのような悪童を描きました。「托卵」です。
赤色系の絵の具が生々しさや残酷さを感じさせます。「こういうことを表現したいのだというエネルギーがあるね。」と、その画家が言いました。
作品に接した時にエネルギーや気迫、祈りといった目に見えないものが確かに伝わるのは、とても不思議です。でもだからこそ、人は芸術に惹かれるし、映像や画像でない実際のものに出会いたいと思うのでしょうね。
15名のそれぞれの個性が、精一杯表現されています。
若い人にしかない華やぎと危うさが見える展覧会です。いつものギャラリーいろはにとは、また一味違う空気が流れています。
是非お立ち寄りくださいませ。
12月4日(金)~12月27日(日)
坂本和之:St.
タイトルは聖なる人あるいは聖なるものの意味でしょうか。
その名の通りパステルで描かれた聖人の顔が一斉にこちらを向いて 迫ってきます。
ど迫力です。
慈愛深い顔というより、怒れる顔に見えるのは、わが身が後ろめたいからか。
あぁ今年も思うことの半分もできていない・・・。
世界もちっとも平和にならない。 でもこの顔を見つめていると、どこからか強いエネルギーが漲って きます。
神や、宇宙や、自然のもつエネルギーが聖人の顔の向こうからこちらに伝わってきます。
今、へこんでいる方は是非おいで下さい。
作家は奈良県の東吉野村に住むエネルギッシュな仙人です。
自然の力と一体になって、自動書記のように手が動くとか。
すごい! 笑い声が高らかに澄んでいて、天狗の笑い声もかくやと思ってしまします。
今年ハワイで展覧会をし、11月東吉野村でアートイベントをプロデュースして大成功をおさめ、その直後アメリカのマイアミに行って活動されています。
坂本和之の名でウエブサイトを検索すると動画を見ることができます。
11月20日(金)~12月2日(水)
「ギャラリーいろはに」がえらいことになってます。
傘屋さんを始めたんではありませんよ~!
これはアートなんです。
竹と傘で作った古墳アンブレラハウス
山之口商店街にある「子育てつむぎ広場」に集う子供さんとお母さんが傘に絵を描いたそうです。
中に入ると秘密基地のような空間、子供たちが寝そべれるようにクッションが敷いてあります。
これを作った作家さんは今井紀彰氏
石川県金沢市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業
写真をはじめた頃は都市をテーマに作品を制作していたが、オーストラリア、インド、モーリシャスへ行ったことをきっかけに「土地の力」をテーマにした写真コラージュ『On The Earth』シリーズの制作を始める。
第24回キヤノン写真新世紀優秀賞、第5回岡本太郎記念現代芸術大賞準大賞(岡本太郎美術館)を受賞
「天人戯楽:大野一雄の世界」「熊野詣」などの写真集、サザンオールスターズのライブビデオ撮影などと共に、VOCA展(上野の森美術館)、ゴジラの時代展(岡本太郎美術館、郡山市立美術館)などの展覧会に出品。
みんなで・・・
そして、ここに訪れた人たちが想いを附箋に書いて吊り下げています。
一つ一つ読んでると思わず笑顔になれます。
こんにちは、今井紀彰です。
私たちは普段何気なく暮らしている場所の風景や気候、歴史、食べ物や水、おじさんやおばさん、そんな様々な環境を養分に育ち続ける一本のちいさな木です。
種から芽が出て花が咲いたり病気になったり実を付けたりしながらずっと成長を続けます。
そして海には海の山には山の、そして都市には都市の土地の力があります。
私はそんな「土地の力」に興味を持っています。どのような環境であっても、それは私たちの成長に欠かせない大切な養分なのだと思います。
今井先生「土地の力」をテーマにした写真コラージュ
この作品をしっかりよく見てください。
たくさんの写真を切り貼りして、この模様を作ってるんですよ。
パソコン合成でなく、切り貼りです。
美しいです!
11月6日(金)~11月18日(水)

吉本満雄展
ー私の街が暮れてゆくー
とにかく大迫力です。
ギャラリーいろはにの前に立つと・・・
なんじゃこりゃ~と思わず引き込まれてしまいまいました。
作家の吉本先生にスゴイ迫力ですね~と言いながらこの優しそうな方がこんなに迫力のある作品を生み出すのか~
と驚きながらお話をお聞きしました。
大阪をテーマに描いてます。
このオジサンは西成で描いたんです。
独特の色使いですね~
そうですか・・・
僕が描くとこうなるんですよね。
と何気なく仰る作品はとにか圧巻です。
10月23日(金)~11月4日(水)
吉田哲夫:絶滅危惧シリーズ
地底の力強さ、匂い
人は考える葦でなく、「動物」である
今目の前にあるもの、大切なものだけが、ものではない。
流れゆく時間の中で物は姿を変え、場所を変えて存在し続ける。
今まさに目の前から絶滅して行くものを吉田先生の感性で表現している今回の展示会。
藤岡の能力&感性では吉田先生の想いをここで紹介するのは限界を超えています。
ぜひ足を運んで、吉田先生の想いを聞いて、自分で感じてみてください。
3.11以降吉田先生の作品は大きく変化したと言います。
3.11がこの地球に与えた多きな衝撃が作品に盛り込まれました。
時計にご注目!
3.11で時が止まり赤い渦巻が・・・
渦巻は3.11が与えたショックを表現しているそうです。
10月9日(金)~10月21日(水)
大家勝ステンドグラス展
大家勝
創作ステンドグラス工房
ビッグハウス生駒工房代表
板ガラスの上にガラスの小粒や粉をふりかけた後にガラスを溶かして色や形を作るフュージングという技法で制作されました。
絵付けよりより立体感が表現できます。
9月25日(金)~10月7日(水)
リアリズム展~カタチを超えて2015~
リアリズムを追求した9人の作家の作品を展示
遠くから観ると「写真?」と思う
でも写真では出せないモノを表現しています。
9月11日(金)~9月23日(水)
RIKUO UEDA Wind drawing 風が描いた絵
ただ今、現在堺に住んでおられるウエダリクオ氏の作品を展示しています。
その作品は独特で、お手製の道具で風を受け、風が描いた自然なのです。
これらの作品はドイツで非常に高い評価を受けています。
一見・・・なんじゃこら?と思う作品なのですが、じっと見つめていると自然の風やその情景が頭の中に浮かんできます。
この絵を通して、世界各地の自然を味わいに来てください。
どのように描かれているのかはビデオをご覧ください。
8月28日(金)~9月9日(水)
スペイン現代陶芸と日本の交流芸術際
交流芸術祭「ミシオン・セラミカ・エン・サカイ」
MISION CERAMICA EN SAKAI
紀州の山なみを川が削ってできた日当たりのいい平野には、縄文時代の遺跡があり、地面を掘ると縄文土器の欠片がよく見つかりました。ある少年は、土器の欠片に古代人の指づかいが残る不思議に胸をときめかせ、長じて一人の陶芸家となりました。陶芸家・井澤正憲さんは、恩師に勧められ単身スペインへ渡り、紹介者もなく現代陶芸の巨匠の門を叩きました。その縁から生まれたのが、『スペイン現代陶芸と日本の交流展ミシオン・セラミカ(MISION CERAMICA)』で、和歌山県紀美野町にある八幡工房他の会場で開催されています。
そして、「ギャラリーいろはに」を会場とした「ミシオン・セラミカ・イン・サカイ(MISION CERAMICA EN SAKAI)」の開催も、アートの不思議な縁によるものです。市立美術館のない堺で、広くアートに親しむ機会を提供したいと活動を続けてきた私共に、井澤さんは快く協力を了解してくださったのです。
「MISION CERAMICA」という展覧会の名はスペイン語で「陶芸使節・伝道を通じて生まれた関係」という意図で名付けられたのですが、堺で今も公園に名をのこすザビエルは、まさにスペインのナバラ王国出身の伝道師でした。ザビエル以降、多くの南蛮人が闊歩して堺に黄金時代がもたらされ、前衛芸術ともいえる「茶の湯」が発達した事はご存じの通りです。
現代の南蛮=スペインの現代陶芸作品を、現代の堺でご紹介できるのも歴史を越えた縁かもしれません。ぜひ、現代に生きるスペイン人作家の指先から生まれた作品の数々をご覧ください。
なお「ミシオン・セラミカ・イン・サカイ」は、「堺アルテポルト黄金芸術祭」の関連企画に位置づけられており、展示された作品の一部は、「さかい利晶の杜」で9月27日に開催される現代アート茶会「アートde茶会 南蛮編」にてコラボレーションされます。
7月31日(金)~8月9日(日) 8月6日は休館
大阪彫刻家会議:2015夏彫刻展
大阪彫刻家会議 夏 彫刻展
「大阪彫刻家会議」って、とてもいかめしい名前ですね。
でもこの展覧会は実に多様な彫刻の小品が並んでいる楽しい展覧会です。
たぶん初めて見る方は、彫る、刻むというイメージを破った造形を目にすることでしょう。
「彫刻っていろいろあるんだなあ。」と感じて頂けると思います。
さてここからちょっとシビアなお話です。
大阪彫刻家会議は、もともと彫刻家のプロ集団として、所属会派を超えて1968年に結成されました。
野外展(毎秋、靫公園)と屋内展(毎春、長居公園内施設など)を開催していました。
靫(うつぼ)公園での「花と彫刻展」を御存じの方は多いでしょう。
市内外の人々に親しまれているこの野外彫刻展は、42回目までは大阪市と大阪彫刻家会議の共同開催でした。
橋下市長誕生後、大阪市が手を引きました。
「花と彫刻展」開催にかかる費用は、ほとんどを作家達が負担する結果になりました。
彫刻の周囲の花はなくなりました(ロープのかわりに美しい花が置かれていたのです)。
広告も自分たちでしなければなりません。
作品の運搬費用が自己負担になったので、彫刻が小さくなりました。夜間の警備への不安もあって、出品数もずいぶん減りました。
それでも、ここ3回は作家達が頑張って続けました。
もともと大阪市の要請で始まった展覧会なので、それがなくなった今、46回目を開催するかどうか、この先をどうするか未知数です。
私が「花と彫刻展」を訪れた時、芝生の上でママ達がお弁当を広げ、子供たちが吉行敏和氏の風でまわる彫刻に歓声をあげていました。
子供たちが情緒豊かに育つ環境は、とても大切です。
都市に精神的、芸術的な快適空間を作るために、行政も作家も市民も、もっと知恵を出し合うべきではないかと思います。
大阪市に限らず堺でも!
北野庸子
7月17日(金)~7月29日(水)
堺から発信するアートの甲子園
第8回 アートグランプリ in SAKAI 巡回展
全国中学校美術部作品展―はばたけ世界へ! 堺から―
入館無料
会場の空気の濃さは半端ではありません。
小さなギャラリーには多すぎる作品が並んでいます。
けれど、あまりに素晴らしくてそんなことはどうでも良くなります。
作品の発想の豊かさと表現力の高さに圧倒されます。
これらの作品をもっと多くの人達に見てもらわなくてはいけないと、誰もが思います。
現代の中学生にしかできない発想、子供らしさをシッポに残した明るくのびやかな表現、年齢を超えた迫真の描写力、思春期特有のガラスの感性。
皆様、感動の連続ですよ!
グランプリの「物流の山」は、大人が舌を巻くような上手い絵ではありません。
でも、コンテナが山積みされている風景を面白いと思い、それを素直に描いたことがよくわかる作品です。
色の明るさから、桃井君の楽しさが伝わってきます。桃井君にしか描けない絵であることが、一番評価されたのだと思います。
中学生の全国大会は、運動と音楽のクラブにはあっても、美術部にはありませんでした。ないことにどうしてみんな気づかなかったのでしょう。
この全国大会を発案したのは堺市の美術の先生です。主催者となった堺市の英断に拍手を送ります。
この大会がきっかけで、芸術を一生の仕事にする人が生まれるかもしれません。そこまでいかなくても、一生懸命ひとつの作品を仕上げて、それが認められた経験は、その子にとって確かな自信となるでしょう。
恐らくは熱心な顧問の先生の指導力を通して、この子たちのなかに美術の遺伝子が受け継がれていくことを、それは美術界にとっての希望であることを強く感じます。
1月の堺市立東文化館での本展では、4285点の応募作品のうちの入選入賞135点が展示されました。
ギャラリーいろはにでは、入賞作品30点を集めた巡回展をしています。
発案者の先生は、校長先生になられた今も裏方として腕まくりをし、汗をかきつつ、他の3人の方々と作品を壁に掛けておられました。
子供たちを温かく見守る関係者の熱い思いが伝わる展覧会です。
皆様、ぜひぜひお越しください。
ギャラリーいろはに 北野庸子
7月10日~7月15日
第9回晶子のうた・晶子の花 日本画展
与謝野晶子の短歌からイメージした花の絵を展示しています。
特別出品
鍵谷節子・藤井曺香
6月26日~7月8日
omen
大阪芸術大学金属工芸コースの学生13名による金属造形の作品展を開催中です。
「指定席ではありません。やる気があったら来て下さい。」
という突き放した私の考えを受け入れて頂き、先輩から後輩にやる気のバトンタッチが行われ、この展覧会はもう11年続いています。
金属を溶かしたり、溶接したり、薬品処理をしたりするのは危険を伴うので、学生達はみなとても真剣かつ一生懸命です。
でもシリアスな作品だけでなく、ユーモラスな作品も時々出没します。
例えば案内はがきになった吉田昇平君のホウボウは、高さ30×幅60×奥行54(cm)で、真鍮とステンレスを材料としています。
骨格は実に丁寧に作った金属のパーツを組み合わせていて、ホネホネの身ながら意思を持って泳ぎ出そうとしています。
泳ぐことが可能だろうなあと思わせる造形です。
半年をかけた力作で、誰もが一目見ると笑ってしまう可笑しさを備えつつ、これから大海へ向かうホウボウの気迫も表現されています。
他の12名の作品もそれぞれの魅力があります。
お近くの方もそうでない方も学生たちの初々しく、力一杯の作品を楽しんでいただければと思います。
学生達に話しかけ、感想を言って下さることが、彼らにとって大きな刺激になり、励みになります。
将来の大作家と友達になれるかもしれません。
ちょっとギャラリーにお寄りになりませんか?
6月12日~24日
山岳画家:千葉 潔
日本山岳画協会会員
略 歴
1953 大阪市生まれ
1976 大阪芸術大学美術科卒
1993~ 大阪 神戸 和歌山にて個展開始
1996~ 長野県上高地温泉ホテルにて個展
1997~04 奥上高地徳沢園にて水彩小品常設展示
2000 東京にて個展
2002~ 上高地アルペンホテルにて個展
以後毎年常設展示