やっさいほっさい

やっさいほっさい

12月14日赤穂浪士討ち入りの日に西区にある石津太(いわつた)神社では「やっさいほっさい」というお祭りが行われます。

この祭りの起源はこの地に漂着した戎様を村人が助けてたき火で体を暖めたという故事にもとづくそうです。
祭りの迫力と、珍しさ、そして写真愛好家にとっては良い被写体ですので年々見物客が増えています。

お祭りは神木を積み上げた「とんど」に火をつけます。

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燃えて倒れた方向で吉凶が占われ東に倒れると「豊穣」西に倒れると「豊漁」と言われています。
そして、選ばれた「戎さん」役の人を担いで「やっさいほっさい」という掛け声とともに炎の中に飛び込み、神社の周りを周回してから神社に入ります。

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その後参拝客が火渡りを行います。

火の中に飛び込むのですからあくまでも自己責任で!携帯電話や財布を落とすと一発アウト
化繊の服で飛び込むと穴だらけになりますよ!(笑)

中には、火を蹴散らして「ボワー!」と炎を上げるお兄さんも!

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とにかくスゴイ迫力です。

火渡り神事の後、本殿の中で神様にお供えした 「おあえ」(白和え)と御酒が振舞われます。
その「おあえ」を食べると1年間風邪をひかないと言われています。

わいわい写真クラブの人たちも毎年撮影しに行きます。
今回は会員の平井さんから写真を提供いただきました。

「やっさいほっさい」って?

「やっさいほっさい」ってどういう意味なのでしょう?
ネット検索してみました。

千葉県木更津に「やっさいもっさい踊り」というのがあり、囃子言葉で「やっさいもっさい」というそうです。
その意味は・・・「そこのけ!そこのけ!」

「やっさいほっさい」で戎様を担いで走る。
その時に「そこのけ、そこのけ」という意味も成立するのかな?とも思いますね。

本当はどんな意味があるんでしょう?
どなたか知ってる人がいれば、メールください。


石津太神社

堺市西区浜寺石津町中4丁12-7

やっさいほっさい

毎年12月14日 午後7時ごろから
点火:午後8時ごろ

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