大坂夏の陣
見送り下連子は、あまり目につくところではないのですが各町様々な彫り物や組み物で特色がある注目の場所です。
曳行中はほとんど目にとまらず、特に後ろ正面はいろんなモノでほぼ隠れてしまいます。
でも、ここにはスゴイ彫物が有るのですよ。
毛穴町の彫物担当須田さんによると
ここは三面戦国時代を締めくくった戦い「大阪夏の陣」で大きく深くインパクトのある形状にしたいと相談した所、植山工務店から他にある物と同じ事しても面白く無いでので大阪型だんじりの三枚板見送りの様な形状はどうかと提案してくれました。
前田親方がその細工を考え出来たのが毛穴町だんじり自慢の見所の一つのこの連子です。
右平「天王寺口の戦い」の真田幸村ですが一般的にこの場面の幸村は槍を持って家康に迫っていますが 毛穴町のは鉄砲(短筒)を持っています。
町内の人が「こんなん見つかったみたいやで」と この鉄砲の資料を持って来てくれました。
天王寺口の戦いの場面は決まっていて面白いので使わせて頂きました。
毛穴町のだんじりが完成するまでに 大河ドラマの真田丸で幸村が鉄腕で家康に迫るシーンがあり先を越されましたが、あのドラマが始まる前にこの彫物は完成していたんですよ。
3面の彫物をご覧ください。
右平:天王寺口の戦い
後面:道明寺口小松山の戦い
左平:八尾若江の戦い