泉ヶ丘パンジョ高島屋1階の食料品売り場にある「あなご専門店・松井泉」さんに行って、松井利行社長にあなごの話をうかがいました。
松井さんとお話ししてビンビン伝わってくるのが「あなご」に対するこだわりです。
それと「一生懸命」商売をなさってることです。
もちろん、あなご屋の大将なんだから一生懸命あなごでガンバルのは当たり前のことなのですが、その次元が数段上のレベルだな~と感じました。
寝ても覚めても「あなご!」という気合が伝わってくるんです。
社長は、あなごの顔つきまで見分けられるそうです。(笑)
やっぱり、トップが一生懸命の企業って気持ちがいいし店にも会社にも良い空気が流れるんですね。
お店のみなさんもホント「がんばってる~!」て感じられます。
リーモ君とお店に行って真っ先に目についたのがこのキャラクター「あなご君」です。
役職は店長です。
実は帽子のように頭に被ることができるんです。
リーモ君も被らせてもらって記念写真を撮りました。
あなごが主役
私も松井泉さんのあなごは大好きで、よくいただいてます。
店頭にはは美味しそうなあなごのお寿司がいっぱい!
さすが、あなご専門店。
あなごが主役のお寿司です。
どれもこれも美味しそう!
あなごのにぎり寿司をいただきました。
みなさん、松井泉さんのあなごを、食べたことあります?
とにかくメチャクチャ美味しいですよね。
松井社長曰く
「あなごの味にこだわってます。」
当たり前やろ!と思われるかもしれませんが、あなごを食べた時に「柔らかさ」とか「タレの味」が先に来てませんか?
「あなごって本当に美味しいんですよ。」と社長。
松井泉さんはとにかく「あなご本来の味にこだわっている!」のですって。
という事で、タレなしでにぎり寿司を食べてみました。
あ~今思い出してもヨダレ~
大好きです!
元々堺は、あなご日本一の産地!味も日本一というほど美味しかったそうです。
あの北王子魯山人さんが、あなごについてこのような文章を残しています。
あなご
あなごもいろいろ種類があって、羽田、大森に産する本場ものでなくては美味うまくない。
これも茶漬ちゃづけにするには、その焼き方を関西風にならうがいい。東京のうなぎのたれのように甘いたれではくどくて駄目だめだ。
京阪けいはんでうなぎに使うような醤油しょうゆに付けて焼くのがいい。
それを茶漬けにするには、細かくざくざくに切り、適宜てきぎに熱飯あつめしの上に載せ、例のように醤油をかけて茶をかける。
これも、ややはもに似た風味があって美味い。
しかし、はもと違って、あなごでもうなぎでも少々臭くさみがあるから、すりしょうが、または粉山椒こなざんしょうを、茶をかける前に、箸はしの先にちょっと付けるくらい入れた方がいい。
あなごの美味いのは、堺近海が有名だ。東京のはいいといっても、関西ものに較くらべて調子が違う。
焼くには堺近海のがよく、煮るとか、てんぷらとかには東京のがいい。
出島の穴子筋
元々堺の出島にはあなごの専門卸が軒を連ねて穴子筋という通りがあったそうです。
その中の一軒から昭和43年に独立してあなご加工卸業を始めたのが先代のお父様。
後を継いだ利行社長は「あなごの町堺」を日本~世界中に広めようと頑張っておられます。
私も、堺に名物料理、堺名物の食べ物が有ったら良いのに~と思っていた一人として
堺の名物!堺に来たらあなご!には大賛成。
ぜひ、がんばっていただきたいと思います。
最近では、堺のいろんなお店がいろんなジャンルのあなご料理を出しています。
たとえば「大阪出る時つれってて~」のたこ昌さんの「堺焼」食べたことありますか?
たこ焼きのたこの代わりにあなごが入ってるんです。
スゴク美味しいですよね~。
また、松井泉さんでは「ふりかけ」「せんべい」など、あなごでいろんな商品開発を行っておられます。
ぜひ!「あなごの町堺」と全国にその名が知れ渡るように、そして堺でもっともっと多くのあなご料理ができることを願っています。
全国のみなさ~ん!
あなたがイメージしている「あなご」、スーパーマーケットに並んでいる「あなご」と、松井泉さんの「あなご」とは全く違う食べ物ですよ~!
ぜひ堺に来たらあなごを食べてみてくださ~い。
堺にあなごストリートができたらいいなあ~!
松井泉
株式会社 松井泉本店
堺市堺区楠町3-1-26
TEL:072-245-1779
FAX:072-244-1345
地図
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堺あなご専門『松井泉』泉北高島屋店
大阪府堺市南区茶山台1−3−1
泉北高島屋1階
藤岡