8月18日お盆明けの火曜日に、堺太鼓さんの練習を見学させていただきました。
この日は通常の練習場所が使えなかったので、熊野小学校区地域会館での練習です。
(普段の練習場所は三国丘小学校の体育館です。)
やっぱり和太鼓の音は心を震わせますね。
すごく良かったです。
私の脳みその中で2日間、太鼓が鳴り響いていました。
代表の筧純子さんと事務長さんにお話を聞きました。
現在のメンバー数は?
30名くらいです。
発足のきっかけは?
と質問を投げて、代表の筧純子さんから返ってきた答えを聞いて、私はすっかり堺太鼓のファンになりました。
平成17年5月
娘さんが小学校4年生の時に、学校で友達との関係がうまくゆかず悩んだ時期がありました。
気分転換に何かさせてあげたい!
ピアノ、習字、水泳・・・。
いろんなことをしているうちに、
私が太鼓と出会ったんです。「太鼓ってかっこいい!娘にさせてあげたい。」
と思うようになりました。
しかしその太鼓教室は、シニア対象で子供が習う環境ではありません。
だから子供が習える太鼓教室を探しました。
でも、思うような教室がありません。
“それやったら・・・自分でやったるわ!”
“この子のためやったら絶対やったろ!”
と決めて準備をスタート。
太鼓教室をするのだから当然太鼓は必要。
太鼓を買って、教室ができる場所を探し始めました。
しかし、太鼓を思いっきり叩けるところってなかなかありません。
そんな中、嬉しいことに娘さんが通う小学校区の自治会関係者の人が「和太鼓。良いことするな~!」と小学校の体育館を使えるように協力してくれたんです。
「太鼓教室するねんけど。」と知り合いに声をかけ、実際に教室がスタートした時には子供さんが10人ほど集まっていました。
そこにプロの指導の先生にお願いして、教室がスタートしたのです。
そこまで聞いて、素朴な疑問。
「ところで10人から始まった時の太鼓ってどうしたんですか?」
「借金です。アホでしょ。」という答え・・・。
「ホンマ・・・アホですね。」と思わず突っ込んでしまいました。
「でも太鼓ってそんな安い金額じゃないでしょ?」
「ハイ、すごい金額です。」
筧純子!メッチャ「男前!」
この男気に、私は急角度で堺太鼓のファンになりました。
指導者について
「いい先生ですね。」「~そうでしょ。」
横で先生のお話を聞いていて、スゴク深いことを教えてると感じました。
太鼓を通じてメンタルマネージメントを語ってるんです。
また、生き方まで。
語る先生と聞く子供&お母さん。すごくいい空気なんです。
それに太鼓の音が加わって、何とも知れない良い空間が生まれています。
堺太鼓というブランド
先日の練習で、「堺太鼓というブランド」の太鼓を打ってるのだと、先生が言いました。
その言葉が筧さんの心にドッカーンと響いたそうです。
10年前に何もないところからスタートして、今まで堺太鼓を卒業していった人たちは約200人。
その中には、劇団四季のライオンキングでヤングシンバ役を務めている人もいます。
(彼のプロフィールに「僕は子供のころ和太鼓をしていた」と書いているそうです。)
そして先生の口から「ブランド」という言葉が出るまでに成長してきたことが本当にうれしく、その言葉を聞いて「そうだ!堺太鼓はブランドなんだ!」と益々燃えたそうです。
何を目指しますか?
もっともっと堺太鼓のブランド力を上げて行きたいと思います。
今年も住吉祭りで神輿の前を歩きました。
本当に光栄なことです。
このように、私たちの活動を通じて和太鼓の魅力が広がり、堺市には堺太鼓がある!と言われるようになって行きたいです。
また新たな試みとして、和太鼓といろんな組み合わせで、コラボレーションをドンドンやりたいと思っています。
今年は9月5日には大浜公園で書道と和太鼓がコラボします。
10時のオープニングです。ぜひ見に来てください。
私たちの演奏で「オォッ!すげー!」と観客の心が動くようなものを提供して行きたいと思います。
そして、和太鼓ってオモロイやん!一緒にやってみよう!と私たちの仲間が増えることが楽しみですね。
堺っていっぱい良いものが有るのに
堺ってホンマこんなんで良いんかな?
自分たちの町、堺をもっとオモシロくしたい。堺の魅力を広く発信したい。
この活動を始めて10年間ずーっと思っています。
今までいろんな人と、いろんなステージに立ってきて、「私たちはもっとオモロイことできるやろ!」「次はもっとオモロイことをやってやる!」と毎回思うんです。
できれば、徳島の阿波踊り、高知のよさこい、岸和田のだんじりのような・・・「これぞ堺」という祭りやイベントを企画して全国に堺の名を轟かせたいです!と力強く語ってくださいました。
全く、全く同感!です。
微力ながらOmoroiさかいも頑張りますよ~!
堺太鼓の魅力は
練習や本番で、うまく行った瞬間に子供がキラッと輝きます。
そしてそれが増幅し、キラキラまぶしくなって行くんです。そんな時に子供の大きな可能性を感じるんです。
それと、最初は子供さんの付き添いだったお母さんが一緒に習い始めるのも堺太鼓の特徴です。
太鼓に関しては、母と子が全く平等で、一人の練習生としてお互いが同じ立ち位置なんです。
中には子供のほうがどんどん上達して行くこともあるんですよ。
堺太鼓さんのすごいことは一流のプロの指導者が教えていることです。
代表の筧さん曰く、「私が教えていたのでは堺太鼓のブランド力を成長させることができない。」
もっともっと大きく!という代表の思いが、伝わって今では本気でプロの太鼓打ちになりたいと思っている練習生もいるそうです。
筧さんと事務長さん
事務長さん曰く、「筧さんはオモロイ!」
しかし私から見るとオモロイ筧さんとコンビを組む事務長さんも相当オモロイと思いました。
このオモロイお二人が運営する堺太鼓。大きく大きくなっていってほしいです。
この日、Omoroiさかいが、オモロイお2人に話を聞きました。
B型人間3人で、大いに話が弾みました。ホント楽しかったです。
練習の様子を録画しましたのでご覧ください。
9月5日午前10時 JCフェス
大浜公園市民広場にて和太鼓と書道とのコラボ
藤岡